「もし◯◯だったら自分は幸せだっただろうに」と思うことはよくありますよね。
自分がもっとお金持ちだったら。
もっと容姿が良かったなら。
別の両親や家族だったなら。
そんなふうに「もし」という仮定をつけて生きるとき、人は不幸の坂道を下っていくのではないでしょうか。
そういうとき、概して私たちは今あることの感謝を忘れがちです。
今のあるがままに対する「ありがとう」という気持ちをなくしがちです。
もちろん自分にないものや足りないものを求めて努力することも大切ですけれども、今あることに感謝をして、すべてを受け入れてあるがままに生きる。
ないものに目を奪われるのではなく、すでにあるものに気づいて、「ありがたい」という気持ちで生きる。
それだけで人は充分幸せを感じて生きられるのではないでしょうか。
今、自分が置かれている環境や境遇が与えられているのは当たり前のことではなくて、やはり誰かのおかげで成り立っているものであり、それを思えば感謝でしかありません。
今のありのままの自分に幸せを見出せる人。
そういう人が本当の意味で幸せな人なのだと思います。