生きている中で直面する人生の課題というものが誰にでもあって、いっとき大変な経験をすることもあると思います。
それは魂としての課題であって、丸い魂の一部がへこんだり、曲がったりしているものを本来の丸い形にするために、その魂にとって足りない部分を補い、バランスの取れたものにするために人生の課題があります。
そのようなものがやってきたときには、本当は非常に喜ばしいことであります。
その学びを得るために様々な計画をして、必要な人と出会い、その状況を設定しているのであります。
そういう辛い経験はしたくないと思うかもしれませんが、魂的には待ち望んでいたときであるということです。
その課題がクリアできない場合はどうなるのかというと、そのときはやはりまた次の人生において似たようなシチュエーションを自ら作ってきてクリアできるかどうかを試すことになるわけです。
それはつまり、クリアしない限りずっと同じような課題に直面するということです。
魂としてはその答えはもう知っているのです。
実際に何ができればクリアになるのかも知っているのです。
それを肉体という制限された環境の中で、行いとして表すことができるかどうか。
肉体を持って表現できるかどうか。
それができれば、魂としての課題をクリアできたと見なされるわけです。
そのようにして魂のバランスを取っていくことが魂の進化につながっていきます。
宇宙の星々が丸い形をしているように、魂も丸い光そのものであります。
そのように丸く美しい魂とするために、様々な人生経験があるのであって、それはダイヤモンドを磨く研磨剤のようなものです。
磨いているときは痛くても、磨き終わった後はピカピカに輝くものなのです。