あの世の次元【四次元とはどんな世界か?】

この世とあの世

あの世の四次元世界とは

この世での人生を終えて、死んだ後に誰もが帰っていく世界。

それがいわゆる「あの世」と呼ばれている世界です。

この世が物質の三次元の世界であるのに対して、あの世は魂の波動の精妙さによって各次元に分かれている世界です。

地球の霊界には四次元から九次元の世界が存在していますが、死後多くの人が行くことになる四次元とはどのような世界なのでしょうか。

人は死後、どうなるのか

そもそも、人はこの世での寿命を終えるとどうなるのでしょうか。

私たちは肉体を去った後、霊体が肉体を抜け出していきますが、最初はそれが信じられない人も多いのです。

自分の死体が目の前に横たわっているのに、それを見ている自分自身がいる。

周りの人に話しかけても声は届かず、誰も自分の存在に気づいてくれない。

誰かに触れようとしても通り抜けてしまうという事実に大変驚く人もいるかもしれません。

そして、肉体が自分自身だと信じ続けてきた人は、今や抜け殻と化した自分の肉体のそばにずっといて、それが火葬場で焼かれるときになると、「この後、自分はどうなってしまうのだろう」と途方に暮れて大きな不安を感じます。

守護霊やすでに亡くなっている家族や友人などが迎えに来る

たいていは、そのようなときに本人の守護霊がやって来て、本人に語りかけながらあの世へ導いていくことになります。

しかしながら、「死んだらすべてが終わりで、あの世など存在しない」と何十年も信じてきた人にとっては、いくら守護霊から話を聞いたとしてもそう簡単には信じられない人もいます。

死んだ後にやって来るのは、守護霊のほか、すでに亡くなっている家族や友人などです。

すでに亡くなっている人が迎えにやって来ることで、自分の死を自覚できるような人もいるのです。

そして、最終的にはたいていの人が守護霊や家族、友人などに導かれてあの世へ帰っていきます。

しかし、あまりにも地上的な何か、例えば、残された家族や土地、財産などに強く執着している人は地上に留まってしまい、いわゆる地縛霊になってしまう人もいますが、そのようなものには執着しないことです。

私たちが死んであの世に持って帰れるのは心だけです。

死んだ後には死んだ後に帰っていく世界があり、いつまでも地上に残っているのは本来のあるべき姿ではありません。

今回の人生を振り返り、反省をする

私たちが死んであの世に帰ると、多くの人がまず四次元の幽界と呼ばれるところに行くことになります。

そこでしばらくの間、今回の人生を振り返り、反省することになるのです。

それは例えば、スクリーンのようなものに自分の一生が映し出されて、他の人たちと一緒に映画か何かのようにそれを眺めるのです。

生前の自分が心で思ったことや行ったこと、自分しか知らない隠し事などもすべてがそこに映し出されますので、中には「これは自分ではない!」と怒り出す人もいたりします。

しかしながら、自分の思いや行いにおいて隠せるものなど何もないということです。

それはこの世で生きているときもそうなのです。誰も見ていないと思っても、自分の心は自分がやっていることをすべて見ているのです。

反省の基準は愛の方向かどうかという一点に尽きる

今回の人生を振り返りながら、スクリーンに愛に満ちた思いや行いの場面が映し出されると、それを見ている周りの人たちは拍手喝采で称えてくれたりします。

人生を振り返るときの反省の基準というのは、それが愛の方向かどうかという一点に尽きています。

愛とは他者の幸せを願い、分かち合うことです。

そして、互いに生かし合い、赦し合うことでもあります。

それは、自分さえよければいいという利己的な思いとは正反対のものです。

私たちが一生を通じて問われているのは、愛に満ちた人生を送ることができたかどうかということなのです。

神様に罰せられて地獄に行くわけではない

その後、自らの判断で地獄界へ行く人や、自分が霊的存在であることを悟って精霊界へ上がっていく人もいます。

四次元の世界の一部に地獄界があるわけですけれども、地獄へ落ちるというのは、神様か誰かに罰せられて行くものではありません。

今回の人生の反省を踏まえて自ら地獄に行くことになるのです。

ただし、生前に生きていたときに愛に反するエゴの思いで生き続けた結果、多くの地獄霊に憑依されて亡くなった場合などは、幽界ではなく地獄界に直行することもあります。

地獄には、情欲に溺れて肉体の性的な欲望ばかりを追い求めてきた人たちが血の池の中をのたうち回っている「色情地獄(血の池地獄)」や、飢えに苦しみ骨と皮ばかりになったような人たちが食べることへの執着によって苦しんでいる「餓鬼地獄」のほか、「畜生道」と呼ばれるものもあります。

畜生道で苦しんでいる人たちは、もはや人間の姿をしておりません。生前に動物のような心持で生きていたために、身体がヘビやキツネのような姿になっているのです。

また、「無間地獄」では宗教や思想的に人々を間違った方向へ導き、惑わした人たちが落ちています。

四次元は地獄界、幽界、精霊界に分かれている

このように、四次元の世界は下層の地獄界、中層の幽界、上層の精霊界に分かれています

地獄界が病院のような場所であり、幽界はこの世の人生の反省場であるのに対して、精霊界はたくさんの精霊たちが住んでいる世界です。

精霊界には花の精や木の精、羽をはやした妖精たちが住んでいて、草花が色とりどりに咲き乱れています。

そこには鳥や虫たちもいて、まさに「天国のお花畑」といった感じです。

精霊界では地上と同じような生活をしている人たちもいる

精霊界にはもちろん人間も住んでいます。

ここでは地上の生活と同じようなことをしながら暮らしていることが多いのです。

かつて家族だった人同士や親しかった人たちが一緒に生活していたり、三度の食事をしたり、愛をささやきあったりすることもあります。

この精霊界で生活しているうちにまた地上に生まれ変わっていく人もいれば、さらに高い世界を望んで魂修行に励む人たちもいます。

あの世に帰ってくれば過去世の記憶も取り戻される

あの世に帰ってきてしばらくすると、だんだん霊的な世界にも慣れてきて、何も食べなくても眠らなくても生きていられることに気づいてきますが、それと同時に過去世の記憶も戻ってきます。

私たちの魂の人生経験は百年やそこらで収まるものではなく、数千年、数万年という単位をはるかに超えて、数億年、それ以上の歴史を持っているものなのです。

もちろん、過去世の記憶と言っても、何をどこまで思い出せるかは人によって異なります。

一つ前の前世やもっと前のことまで思い出せる人など、霊的な自覚や進化によって様々な違いはあるにせよ、多くの記憶が取り戻されてくるのです。

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四次元の世界 - ヒカリのトビラジオ | stand.fm
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