自然界から私たちが学ばせてもらうことはとても多いように思います。
四季という季節のサイクル一つを取っても、自然は飽きることなく同じことを繰り返しながら循環し、調和を生み出しています。
そこでは、自ら生きることがそのまま等しく他の命を生かすことにつながっているようです。
木々の緑であっても光合成をすることで酸素を生み出し、人間はもちろん他の動物や植物の命を生かしてくれています。
また、昆虫たちもそれぞれの役割を持って生きています。
ミツバチなども植物の蜜をもらいながら植物たちの花粉を運ぶことで受粉を助けていますし、土にいるミミズなども他の生物の死骸や木々の枯れ葉などを食べることでそれらを分解し、フンをすることで新しい土を生み出しています。
テントウムシがアブラムシを食べたり、カマキリがバッタを食べたり、害虫とされるような虫にも天敵がいて、特定の虫が増え過ぎないように生態系のバランスが取られています。
そのように自然界の中を見ていったときに、そこに表れているものが何なのかと言うと、それは互いに生かし合うという愛の姿を私たちに見せてくれているのではないでしょうか。
自然界というものを通して、そこに生きている動植物を通して、神の御心が現れているのです。
その姿を通して「互いに生かし合ってほしい」という神の愛の思いが伝わってくるように感じられます。