「宇宙即我」と言われる境地というものがあります。
これは自分の意識が宇宙大にまで拡大される体験のことです。
自分の意識が肉体を抜け出して、どんどん大きくなっていき、町を見下ろし、地球をも見下ろすほど意識が広がっていく。
そして、最終的には宇宙全体にまで大きくなる。
そのような体験が宇宙即我と言われています。
過去、そのような宇宙即我を体験したのは、ブッダやイエス・キリスト、孔子、モーゼ、ゾロアスターなどがいると言われています。
つまり、宇宙即我というのは救世主と呼ばれる人の悟りであるとも言えます。
宇宙即我には、いくつかの段階があると言われています。
第一段階は幽体離脱をしながら、霊体として地上をはるかに見下ろす体験です。
そのような経験をした人として、ギリシャのソクラテスやアポロンがいると言われています。
そして、第二段階は地球を見下ろすところからさらに意識が広がり、銀河にまで自分の意識が拡大されることです。
その段階まで行くと、地球を始め、その他の惑星が小さな細胞のように見えるほどになります。
そして第三段階になると、宇宙の果てまで意識が広がっていきます。
宇宙全体の隅々まで意識が拡大されて、私たちが存在している銀河が神のお身体の中で心臓の部分に位置し、心臓の役割を果たしていることが実感として分かるようになります。
この大宇宙は、オームと呼ばれる宇宙神霊のお身体であり、それぞれの銀河や惑星というのは神のお身体における臓器のようなものであります。
宇宙即我の体験をすると、それが実感として感じられるようになるのです。