時間の活用術 – 時間の密度を上げて最大限の成果を出していく方法

幸せになる生き方

人生は時間の管理で激変する

一日は地球に住んでいる誰にとっても二十四時間ですが、この時間をどのように活用するかによって成される仕事の質や量は大きく変わっていきます。

つまり、時間の管理や活用法が私たちの人生に大きな影響を及ぼすものであるということです。

与えられている時間をどう活かすか。

今回はそのことについて考えてみたいと思います。

いかに効率的に最大限の成果を生み出すか

社会人として何らかの職業に従事していると、一日のうち八時間や九時間は仕事で拘束されているのではないでしょうか。

また、今の時代は共働きで、専業主婦として家事だけを仕事として取り組んでいる人のほうが少ないかもしれませんけれども、家事であっても同じであります。

すなわち、ある時間を、与えられた仕事または自分で果たさなければいけない仕事に費やしている状況があるわけです。

そうなると、その時間を活かしていかに効率的かつ最大限の成果を生み出せるような仕事ができるかどうかということに焦点が当たってくるわけです。

時間の流れ方や質は人によって異なっている

時間というのは不思議なものです。

それはアインシュタインも言っているように、嫌々やっていることというのは長く感じられますし、喜んでやっていることは短く感じられますでしょう。

そのように、時間というのは絶対的なものではなく相対的なものであるということ。

簡単に言えば、人によって時間の流れ方や質が異なっているということです。

ですから、それは人の意識や訓練、また科学技術の発達によって、いくらでも時間活用の密度を上げていくことができるものなのです。

そのための方法論を私なりにいくつか挙げてみたいと思います。

判断力を上げる

まず一つは判断力を上げることです。

これはどんな人でも訓練によって上げていくことができます。

仕事ができる人というのは、とにかく判断するスピードが早いのです。

他の人では「ああでもない。こうでもない」と一時間も二時間も時間がかかるようなことに対して、一秒か二秒でパパッと適切な答えを出していく。

それは即座にそれだけの判断を下せるだけの豊富な経験値があるということが一つと、もう一つは直観力の鋭さですね。

以前、優れた人格の特徴の中でも触れたことがありますけれども、直観力というのは瞬間的にパッと感じ取る力であり、インスピレーションを受ける力です。

それは一人で判断しているように見えて、実はそうではないということなのです。

より高次な世界、高次な視点からのアシスト、サポートが入っているのです。

そのインスピレーションを受けられるかどうかは本人の心の持ち様が非常に大きいわけですが、心がピュアであればあるほど目には見えない世界から多くの助けを得られるわけです。

ですから、それは一人で仕事をしているのではなく、複数人で一緒に仕事をしているような状態になっているということです。

他の人が一時間かかるようなことであっても、一秒や二秒で答えが出せれば、その分の浮いた時間を他の仕事に充てることができます。

判断力を上げていくことで、そのような高密度、高濃度な時間の使い方ができるようになっていきます。

判断力のスピードを上げる訓練 – 2秒で解を出す

この判断力を鍛えるためには、どうすればよいでしょうか。

それはビジネスマンの方であれば、仕事中は常に社内外の人たちとメールやチャットでのやり取りを行っていると思いますので、受けたものに対して2秒で答えを出していくことを意識して続けると良いと思います。

返信などはもちろん文字を打ち込んだりする必要があり、もっと時間がかかりますが、どのような対応をするかという結論をまず2秒で出すクセをつけるということです。

その後でまた改めて考え直すことがあってもいいのです。

いずれにしても、何かを受けたら2秒で解を出すようにする。

それを続けることによって判断するスピードが上がり、精度も上がります。

長く時間をかければより良い判断ができるかというとそんなこともないのです。

往々にして最初に出した答えが最適だったということはよくあるものです。

また、素早い判断によって、その後の軌道修正もしやすいというメリットがあります。

細切れの小さな時間の有効活用

二つ目は細切れの小さな時間の有効活用です。

例えば、一日を振り返ってみていただいたときに、仕事の合間や移動時間などで10分や20分くらいの時間を取れるときがあると思います。

または、急にできた隙間の時間などもそうですね。

元々の予定が急遽変更になって、少し時間が空くようなことなどもあると思います。

その時間をどのように活用するか。

それを気分転換の時間とすることもできれば、心を整える時間、情報収集をする時間、次の仕事の準備に充てることなどもできますよね。

そのようにどんなことにも使えるわけですが、まとまった大きな時間ではないので、時間をかけて何かをやるには不向きな時間です。

そのような時間ができたときになってから「何をやろうか」と考え始めると、その考えている時間だけで消費されてしまうので、その小さな時間でやることを予め決めて持っておくと良いのです。

例えば、本を読み進める。

文章を書き進める。

気になっていた動画を見る。

そのように空いた細かい時間でやることをスマホのメモ帳やスケジュール帳に書いておくなどすれば忘れることもありませんし、やるべきこともストックされて「何をしようかな」と迷うこともありません。

ちりも積もれば山となる

10分という細かい時間であったとしても、一日のうちに五、六回あれば、それだけでもう50分、60分、つまり一時間ほどの時間の活用ができるわけです。

この細かい時間の積み重ねというのは馬鹿にできるものではありません。

それが一ヶ月になれば約30時間、一年になれば約360時間というかなりの量になります。

この短い時間の活用の際に気をつけたほうがよいことは、ダラダラとその時間を延ばさないということです。

10分なら10分で区切って、時間が来たらいったんそこまでで終わらせる。

また、マルチタスクのように複数の作業を同時に行うのではなく、シングルタスクで一つのことに集中するということ。

そのようなことを継続していると、だんだんと抱えられる仕事の量を増やせるようになってくるのです。

時間の活用術とは尽きるところ、いかに効率良く最大限の効果を出していくかということなのです。

それは言い換えれば、同じ時間でいかに数多くの仕事を成していくかということです。

休日の時間の活用

時間の活用術の三つ目は、土日などの休日をどう活かすかということです。

企業で働いている人たちは土日休みのところも多いと思いますし、もちろん仕事内容によっては土日が出勤日であり最も忙しいという人もいらっしゃいますでしょう。

そのような人たちも含めて、一週間の七日のうちだいたい二日は休みという人が多いと思いますが、その休日をどう使うか。

平日だと仕事や子育てや介護や何やらで、毎日忙しく疲れ果てているのが私たち現代人の実際の姿だと思います。

しかしながら、平日とは異なり、かなりまとまった時間を取れるのが休日ですよね。

その休みの日に一日中ダラダラと過ごして昼間から飲むというのもいいかもしれませんし(笑)、何もせずにとにかく休息に充てる、もうずっと寝ているというのもいいかもしれません。

また、休日は家族サービスをしなければならず、妻がうるさい、子どもがうるさいという人もいるかもしれません。

それぞれ様々な状況はあるかと思いますが、その中で、休日の時間をどう活用するか。

学びの時間に充てる

その一つは、学びの時間に充てるということです。

神理の書かれた本を読んで神理を学ぶこともそうですし、仕事に関する知見を深めるために調べ物をすることなどもそうかもしれません。

また、YouTubeなどでも最近は大変有益な内容の動画も多いですよね。

本を読まずとも動画で学べるようになっています。

そのようなものからまとめてインプットをする時間、自分の中に取り入れる時間を持つということです。

活動の時間に充てる

もう一つは、活動の時間に充てるということです。

それは普段の会社の仕事ではなく、例えば、ボランティア活動やサークル活動などです。

会社とは別の集まりの中で時間を活用していく。

最近では副業を認める会社も増えてきていますが、副業もそうですね。

つまりは、こういうことなのです。

人生を単線ではなく、複線化していくということです。

一車線の人生ではなく、二車線、三車線の人生を送るということですね。

それによって私たちの人生の幅が広がりますし、今回の一回の人生の密度が上がるのです。

人生の複線化

これまでの社会においては一つの仕事や一つの会社で働き上げて定年を迎えるということが多かったかもしれません。

それはある意味では一車線の人生だったと言えます。

しかし、今の時代というのは人手不足という背景もありますが、仕事において副業や兼業なども珍しいことではなくなりました。

科学技術の発達がそれらを可能にしている面が非常に大きいわけですけれども、一回の人生の中で同時並行で複数の人生を歩めるようになったのです。

この世に生まれてきたら、その人生の中で学べることがこれまでは一つだったとすれば、今はそれが二つや三つも学べるようになっている。

それだけ濃い密度の人生が送れるようになっているということです。

そのように人生を複線化し、時間の活用の密度を上げていく上で休日の活用が非常に有効であると思います。

科学技術の活用により時間を圧縮する

時間の密度を上げる方法の四つ目としては、科学技術の活用です。

科学技術の活用などと言うと、何か非常に大袈裟なことのように聞こえるかもしれませんが、技術の進歩による恩恵を日常生活の中で取り入れていくということですね。

昨今は科学技術の発達により生まれた様々なツールなども活用することで、仕事にかかる時間を大幅に圧縮することができるようになってきました。

それらを積極的に活用していくことも大変重要なのです。

例えば、インターネットもそうです。

今やインターネットは当たり前のものとなっていて、なくてはならないものとなっていますが、それがなかった時代もあるわけです。

それは物理的な距離や時間を越えて、地球の裏側にいる人たちとも一瞬でつながることを可能にしてくれています。

インターネットがなかった時代と今の時代を比べたら、私たちの一日の時間の密度というのは非常に濃くなっているわけです。

地球の反対側にいる人たちに手紙やメッセージを届けたり、オンラインでまるで目の前にいるかのように顔を見ながら話をすることなど、実際に何十時間または何日もかけて現地に行かないとできなかったことが、今や1分もかからずに実現することができているのです。

現代を生きる私たちというのはそれだけ濃い密度の時間の活用ができているということです。

科学の発展とともに

AIの活用というのもそうですよね。

仕事の能率が非常に上がっているのです。

短時間でこれまでできなかったような多くのことができるようになっている。

それによってまた使える時間がさらに生み出されていく。

科学技術はこれからもますます進歩していくのは間違いありませんし、それによって私たちの生活はより便利になっていくことでしょう。

科学の発展とともに新たな技術やツールを日常生活の中に取り入れていくことはとても大事なことだと思います。

それによって最初は新たなものに対する戸惑いや不慣れなこともあるかもしれません。

しかしながら、いつまでも古いやり方に固執し、新たなものは毛嫌いして受け入れないということではなく、柔軟に生活スタイルをアップデートしていくことです。

新たな環境に自分たち自身も適応させていくこと。

それによって私たちはまた新たな成長や進化を果たしていけるのです。

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