質問:前世や過去世のことを覚えているほうが今回の人生を生きる上で有利となりますか。それを覚えていれば今回の人生で成功しやすいように思うのですが、いかがでしょう。
回答:そうでもありません。
むしろ前世のことは白紙にして、ゼロから生きたほうが魂としての学びは多いのです。
なぜなら、前世や過去世の記憶に引っ張られてしまうと新たな学びにならないからです。
魂の成長につながらないということです。
私たちがいったんすべての記憶を忘れてこの世に生まれてくる意味がここにあります。
覚えていたら修行にならないんですね。
それはカンニングをしながらテストを受けるようなものです。
それでは本当の意味で魂としての力がつくことはありません。
人生の目的というのは成功することではありません。
もちろん成功することは素晴らしいことです。
しかし、失敗から学ぶことも多いのではないでしょうか。
人生の目的とはそれぞれの魂が成長、進化しながら、この世界に愛と調和を生み出していくことです。
それが宇宙全体の進化と調和にもつながっていきます。
過去世の記憶などなくても、神の子として光り輝く人生を送る人はたくさんいます。
あの世に帰ればすべての記憶を思い出すことになるのですから、それはそれで寿命を終えた後の楽しみに取っておいて、今の人生を精一杯、愛深く生き抜くことが大切なことだと思います。