人生は自分のためにあるのか
「生きている意味がない」
「生きる希望がない」
「人生に意味がない」
そのように感じているとき、人はどうすればいいのでしょうか。
今挙げたような悩みや苦しみを感じている人の多くは、人生が自分のためにあると思っているかもしれません。
以前の私自身もそうでした。
自分の幸せや自由のために人生があるんだと考えていました。
働くのも何をするのも自分のためじゃないか、と。
でも、実はそうではなかったのです。
人生というのは自分のためにあるのではなくて、他者のためにあるのです。
人生は自分のためではなく他者の幸せのためにある
もちろん、自分の成長のために様々なことに自己投資をするのは悪いことではありません。
自分づくりというのも非常に大切なことであり、むしろそれができていないと本当の意味では他者のために生きることは難しいとさえ言えます。
しかし、繰り返しにはなりますが、人生が自分のためにあると思っている限り、生きる意味や希望、そして人生の喜びを心から感じられることはないのではないでしょうか。
なぜなら、そのような希望や喜びは他人の幸せのために生きたときに深く感じられるものだからです。
他人の幸せに貢献したとき自分の存在意味や価値が見つかる
自分にも人のために役立つことができる。
そのような価値があると感じられたとき、そこに生きる意味や希望が見出されるようになってくるのです。
こんな自分にも意味があると思えるようになるのです。
ですから、そのような悩みがある人には視点を変えてみることをオススメしたいと思います。
それはつまり、自分という視点から、他者へという視点の変化です。
それは、人からどう思われているか気にしたほうがよいとか、人の視線を気にしたほうがよいということではありません。
人の幸せのために自らの時間やエネルギーを使うということです。
他人の幸せのためにできること
そのための一歩を踏み出すことがとても大事だと思っています。
それはどんな些細なことでもよくて、たとえば、人には笑顔で接する。
これだけでも素晴らしいことだと思います。
それから、明るい言葉を発する。
ネガティブな後ろ向きな言葉ではなく、相手にも希望が持てるようなポジティブな言葉を使うように心がける。
それもとても素晴らしいことだと思います。
そして、常に感謝の心を忘れない。
一人で生きることができているわけではないことを知って、太陽や自然、周りの人たちに対しても「ありがとうございます」という気持ちを持つ。
それも大変素晴らしいことです。
そのような実践というものを一つひとつ繰り返していくことによって必ず人生は前向きに変わってきます。
そして、希望や人生の意味も感じられるようになってくるはずです。
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