大宇宙に広がる意識
以前、飛行機に乗っていたときに、窓から見える地球の陸地や海を目にして、地球という惑星の巨大さを感じたことがありました。「こんなにも地球は大きいのだな」と思ったものでした。
人間一人よりもはるかに大きな地球。そして、その地球よりもさらに巨大な太陽があります。太陽の大きさは地球の約109倍だそうです。そして、それだけ大きな太陽よりも、さらに大きな恒星がいくつも宇宙にはあるようです。
惑星や恒星だけではありません。天の川銀河ともなると、その大きさは太陽の約7200億倍にもなるそうです。それだけの大きさともなると、もう実感するのが難しい規模ですよね。そして、逆に人間がいかに小さい存在であるかが感じられます。
これらの惑星や恒星、銀河のような巨大なものを存在たらしめているものが宇宙にはあるはずです。人間をはるかに超えた存在であり、この大宇宙の存在すべてを支えている存在。それが神と呼ばれる存在です。
宇宙の星々にしても、それらが存在するためには、それよりも大きな存在が必要であります。人間もやはり、人間より大きな地球や太陽に生かされることで存在することができているように、星々であっても、それらを生かしめている、より大きな存在があるはずです。
そのように意識を広げていったときに突き当たるもの何でしょうか。それが神と呼ばれる存在です。神とは私たち小さな人間が証明できるようなものではありません。この巨大な大宇宙に存在しているすべてのものを生み出し、あらゆるものを生かし、育んでいる愛のエネルギーが神と呼ばれる存在であります。
私たち人間はとても小さな存在ではあるかもしれないけれども、大宇宙の神の懐の中で愛されて、すべての人間が神の一部であり、神の細胞なのです。
神とは証明するものではなく、あくまでも一人ひとりが感じ取り、心の中で出会っていくものなのです。