誰にも例外なく訪れるのが「死」というものです。
寿命を迎えて死が訪れると、人はどうなるのでしょうか。
結論から言うと、死は終わりではありません。
何十年か生きて死んだらすべて終了になるかと言えば、そんなことはないのです。
人間の命というものはそんなに短いものではなく、死というものは「家に帰る」ようなものです。
たとえば、私たちは毎日仕事をしに出かけたり、学校に行ったり、買い物に出たりして、家から外に出かけていきます。
昼間、会社で仕事をしたり、学校では勉強をしたりして、それが終われば夕方や夜に家に帰ってくるわけです。
誰にも家があって夜になればそこに帰ってくるように、死んだ後はあの世と呼ばれる世界に帰っていきます。
実はあの世にも自分の家があるのです。
もちろん、物質的な家ではありませんが、あの世で生活するための家がちゃんとあります。
また、肉体も物質でありこの世のものなので、それを持って帰ることはできません。
死というのは、この世での仕事や学びが終わって、肉体を脱ぎ捨ててあの世の本来の世界に帰ることなのです。
この世で死んだ後も命は続いていくからこそ、この世を生きる意味があります。
死んですべてが終わりなのであれば、生きる意味などないと思いませんか。
でも、そうではないからこそ、すべての経験に意味があり、無駄になるものなど一つもないのです。