あの世の次元とは何か?
あの世の世界というのは、波動の精妙さによって分かれています。
波動とは、その人が発している思いのエネルギーそのものであり、波長とも言い換えられるものです。
あの世では私たちは物質的な肉体というものを持っていませんので、言ってみれば、心の思いがむき出しになった状態で存在していることになります。
そこでは、波長同通の法則によって、似たような人たちが集まって生活しているわけですが、波動の精妙さによっていくつかの次元に分かれています。
この世は三次元と言われて、あの世の世界というのはこの地球の霊界では四次元から九次元までに分かれています。
あの世では、この世で生きているときのように物質的な肉体はありませんが、私たちは霊的な肉体というものを持っています。
四次元は死んだばかりの人がこの世での垢を落とす場所でもある
死んだ後にまず行く人の多い世界が四次元と言われる世界です。そこでの霊的な肉体は「幽体」と呼ばれます。
幽体はこの世でまとっていた物質的な肉体と同じような機能を持っており、たとえば、目や鼻、口や耳、心臓といった機能を持っています。地上を去った後も、目には見えませんが、ほとんど同じ機能を持った、同じサイズの霊的な肉体があるわけです。
この四次元と言われる世界は、ある意味で、死んだばかりの人たちがこの世での垢を落としたり、今回の人生を振り返る場所であり、人によっては自分の人生をスクリーンで見ることもあるようです。
それぞれ振り返りや反省を終えると、自分が住んでいた元々の世界に帰っていくことになります。そのとき、自分で自分の行く先を定めることになるわけです。
地獄とは四次元の下位に存在している世界
実は、地獄と呼ばれる世界も、この四次元の下の方にあって、愛の思いとは反対方向の思いで生きてきた人たちが反省するための場所として存在しています。
地獄に行くかどうかは今世の生き方を改めて振り返り、「ああ、これは地獄へ行って反省しないとダメだ」と自分で決めることになるのです。誰かに裁かれてそこへ行くことになるのではありません。
いずれにしても、四次元の幽界と呼ばれるところは定住するような場所ではなく、本来の世界へ帰っていくための中継地点のようなものなのです。