子どもに信仰心を持たせるには
質問:子どもに小さいときから信仰心を持たせるにはどうすれば良いでしょうか。
答え:子どもというのは、やはり親が普段言っていることをよく聞いていますので、日頃から信仰に関する話をしていれば、自然と子どもの中に入っていくものだと思います。
無理やり子どもに信仰を押し付けたり、強制的に信じさせようとするのは良くないと思います。そのようなことをすれば、逆に嫌がられて、信仰から離れていくことなどはよくあります。親が熱心すぎて、子どもが引いて見ているというパターンです。
そのような押し付けがましいものではなく、自然に当たり前のこととして家庭の中でも話をしていれば、無理のない形で子どもの心に信仰心が根付いていくと思います。
それはたとえば、「神様は愛のエネルギーなんだよ」と話してあげたり、「私たちはみんな神の子どもたちであり、一人ひとりがかけがえのない存在なんだよ」というようなことを折に触れて伝えてあげる。
そうすると、子どもとしては、お母さんやお父さんがそのように信じている姿を見て、「そういうものなのかもしれない」と思って生きるようになります。
また、そのようなことを伝えてあげるときには、「感謝」することの大切さを中心にするとよいかもしれません。それは、先生に対する感謝や地域の人たちに対する感謝、そして、神様に対する感謝を大事にしようねと言ってあげる。
感謝というのは、案外、人は言われないと気づかないものなのです。普通に生きていると、それが当たり前になってしまって、感謝を忘れがちなのが私たち人間というものです。ですから、そのような感謝の思いを持つように伝えてあげる。
そして、その感謝というものが出てくるようになったら、次はそれを具体的な行為としてお返しをしていきましょうと教えてあげる。身の回りで実践していくこと。
たとえば、笑顔であいさつをしようとか、「ありがとう」というお礼の言葉を積極的に伝えようなど、そのような行為で感謝の気持ちを表現することが大切だよと。
そのように子どもに接することで、信仰心を育むことができるのではないかと思います。日頃から当然のこととして信仰の話をし、日常の中で感謝とお返しを当たり前にしていくということです。