すべてのものは同じ場所に留まることがない
万生万物はすべて一時として同じ場所に留まることがありません。
たとえば、太陽を見てみれば、東から上がって西に沈んでいきます。次の日も同じように上がっては沈んでいきます。
また、季節というものを考えてみれば、春夏秋冬がめぐりめぐっていくものであります。
地球の上で生きている私たちは、地球が自転し、太陽の周りを公転する中で同じ場所に留まっていないことに気づかれるのではないでしょうか。
魂は実在界と物質界を転生輪廻している
同じ場所に留まることがないのは、物質的なものだけではなく魂もそうです。
肉体というのはあくまでも物質界で修行をするための乗り舟にしかすぎません。その舟を操作しているのが魂であります。
数十年の人生を終えれば、魂は肉体から離れて実在界というあの世へ帰っていくことになります。
そしてまたしばらくすると、また別の肉体に宿って生まれてくるのです。
そのように魂というものが転生輪廻を繰り返している実際のところなのです。
生命は休みなく運動を続けている
転生輪廻は万生万物にとって永遠についてまわるものであります。
生命は神の光によってつくられており、永遠に消滅することはありません。
それは別の言い方をするならば、生命は休みなく運動を続けているということです。
すべては円運動をしており、地球は自ら自転をし、太陽の周りを回り、魂は地上と実在界を回っているのです。