霊的な存在としての自覚
この世の物質の世界は三次元世界と呼ばれますが、あの世の世界は霊的な階層に分かれて、四次元から九次元まで多重構造になっています。
そして、あの世では上の次元から下の次元には自由に行き来することは可能ですが、下の次元から上の次元へ行くことは原則としてできません。
今回は、あの世における五次元とはどのような世界なのか。それについて触れたいと思います。
四次元にいる人たちは、まだ霊と肉体について十分意識されておらず、ほとんど地上生活との区別がついていない人も多いのです。
しかし、五次元世界になると、自らが霊的な存在であると自覚し始めるようになります。
五次元は「善人界」
五次元の世界は、別名「善人界」と呼ばれます。
人生において悪ではなく善を選んできた人たちがいる世界です。
そこには人を傷つけ、自我我欲のために生きているような人はおりません。
人のことを悪く言わず、行い正しく、愛の方向を向いて善いことを為してきた人たちが住んでいる世界です。
また、五次元の世界は別名「精神界」とも言われます。
そこは精神界なものに目覚めた人たちが住んでいる世界でもあるからです。
霊界で農作物を作ったり、家を建てたりしている人たちもいる
五次元の世界は、狭い意味での「霊界」と言われることもあります。
そこでは霊的な自覚をした人たちが地上的な仕事をして生活しています。
たとえば、畑で農作物を作ったり、大工として家を建てたりしている人もいるのですが、もちろんあの世の世界なので、この世のように物質的な農作物があるわけではありません。
霊的な農作物とでも呼ぶべきものがあって、それこそ霊的な大根や人参などを作っているのです。
家を建てるにしても同じであって、私たちが普段目にしている三次元の木材を使っているのではなく、目には見えない木材を使って家を建てているのです。
あの世では念じたものがすぐに現れ、瞬間移動もできる
あの世の世界は「思い」の世界です。
そこでは念じたものはすぐに現れるので、家を建てるのに木が必要だと思えば目の前にすぐに木が現れてくるのです。
思ったものがすぐに現れてくるのと同じように、あの世では思ったところに瞬間移動することができます。
たとえば、今私たちが富士山に行きたいと思ったら、何時間もかけて電車や新幹線、車に乗って富士山のふもとまで移動して、そこから山に登らなければなりません。
しかし、霊界ではそのように何時間も乗り物に乗って移動する必要はなく、行きたいところを思い浮かべればそこに行くことができます。
最初は不思議に思うかもしれませんが、霊的な存在であるということはそういうことなのです。
つまり、思ったところにすぐに現れたり、思ったものをすぐに生み出したりすることが当たり前の世界なのです。
五次元は自らが霊的存在であることを自覚している人たちの世界
自分が霊的存在であることに気づき、精神的に目覚めている人たちが住んでいるのが五次元世界です。
別の言い方をすれば、この世の物質世界でそのような自覚を持ち、善いことをして生きている人たちは、死ねば五次元の世界に帰るということでもあります。
そこは不平不満を言うこともなく人に善くしたいと思っている人たちですから、霊体から光を放ち始めていて非常に輝いている世界でもあります。
あの世の次元構造についてもっと知りたい人は、『プロジェクトエデン』(アマーリエ著)に詳しく書かれていますので、是非読んでみてください。
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