人はどうしてこの世に生まれてくるのでしょう?
それは、一言で言えば、魂を成長、進化させるためです。
人間というのは、目に見える肉体がすべてではなく、目に見えない魂というものが肉体に宿っています。
「目に見えないものなんて信じられない」という人もいますが、たとえば、テレビの電波なども、受信機がそれをキャッチすると見えるようになる。
じゃあ、電波などは存在していないのかと言えば、やはりそんなことはなくて、普段意識していないだけだったりするのです。
それと同じように、肉体に宿っている魂というものを、普段、人はほとんど意識することはないと思います。
でも実は魂のほうが、人の本来の姿であります。
その魂を成長、進化させるとはどういうことかと言えば、愛豊かな人間になるということです。
人は人生で起きる様々な出来事を通して学び、成長、進化していきます。
たとえば、あるとき、実は多くの人に支えられて今の自分があることに気づく。
すると、その人たちに対する感謝というものが湧いてきます。
感謝が湧くようになるというのも人の成長です。
また、たとえば、どうしても赦すことができなかった相手に対して、あるとき心のわだかまりが氷解して赦すことができた。
実は自分にも未熟なところがあったことに気づき、相手を責めて、裁くのをやめる。
いつまでも相手を赦せない人と赦せる人であれば、どちらが愛深い人でしょうか。
もちろん、人を赦せる人の方ではありませんか。
魂を成長、進化させるとは、より愛というものを表現、体現することができるようになることです。
そのために、人はこの世に生まれてきて様々な人と出会い、色々な経験をしているのです。
すべては魂の成長、進化のために。