自殺をすると死後地獄に落ちるのか
自殺をすると死んでから地獄に落ちることになるのでしょうか。
結論から申し上げますと、自殺はあの世に帰ってから自ら地獄に行って今以上に苦しむことになります。
この苦しみから逃れたい
人はなぜ自殺を考えたり、実際に自殺に踏み出してしまうことがあるのでしょうか。
それは今の「苦しみ」から逃れたいからですよね。
「この苦しみから逃れて楽になりたい」
「死んですべてを終わらせてしまいたい」
そのような思いの中で自殺を考えることがあると思うのですが、自ら命を投げ出せば今の苦しみから逃れることができるのでしょうか。
いや、そんなことは決してないのです。
死ねばすべてが終わるなどということはありませんし、それによって苦しみから解放されるということもないのです。
むしろ、自殺をすれば生きていたとき以上の苦しみを抱え、ひどい後悔をすることになるのです。
肉体がなくなっても人は死なない
人間というのは死んで命が終わるわけではありません。
肉体がなくなっても人は死ぬことはないのです。
なぜなら、私たちは肉体が自分自身なのではなく、目には見えない魂が自分自身だからです。
肉体というのは魂がまとっている洋服のようなものなのです。
死というのはその洋服を脱ぎ捨てて魂としての本来の姿に返ることです。
魂には永遠の命が与えられていて、死ぬということがなく生き通しなのです。
自らの思いや行いの責任は自分自身が背負う
自殺というのは自らの命を殺すということです。
もちろん、肉体が死んでも魂は死にません。
「自分の命なんだから自分で殺したっていいじゃないか」と思う人もいるかもしれませんけれども、命というのは自分のものではなく、神さまから分け与えられているものです。
その命を殺すということは、自らが大きな罪を背負うということです。
それはもちろん、神から罰せられるということではありませんし、誰かから罰せられるということでもありません。
原因結果の法則の中で、自らの思いや行いの責任は、他の誰でもない自分自身が背負うことになるということです。
そして、その過ちの反省をするために、自殺で死んだ後に自ら地獄に行くことになるのです。