人は自分の一生の時間は限られたものだと思いがちですけれども、実際は私たちに与えられている時間は無限にあって、永遠の時を生きている存在です。
見て触ることのできる物質の世界がすべてなのではなく、目には見えない魂があり、魂そのものが私たち自身であり、何度も何度もあの世からこの世へ生まれ変わってきては肉体を持ち、魂の学びを繰り返している霊的な存在。
それが私たちの姿です。
それは人間だけではなく、草花や動物たちにも同じように魂があり、山には山の、海には海の、風には風の自然霊がいます。
自然霊たちはこの惑星の環境を整えながら、私たちの目には見えなくとも、霊的な存在としてそれぞれの役割を果たして生きています。
人間がこの世に生まれてきて肉体を持つのはいっときのことであり、その時間は限られているかもしれませんけれども、霊的な存在としては死ぬことがなく生き通しの命を持っています。
この世は物質の世界ということで物質界や現象界とも言われますけれども、あの世は実在界と言われます。
目には見えないあの世のほうが人間にとっては本来の世界であり、実在の世界なのです。