うつ病や不安障害の人が増えている
新型コロナウイルスの流行により、全世界でうつ病や不安障害になった人が増えているという論文が英医学誌ランセットに掲載されたそうです。
2020年に全世界で約一億三千万人が新型コロナウイルスの影響によりうつ病や不安障害になったということで、特に女性や若者が多いということでした。
日本においても同様にうつ病で悩んでいる人の数は多いわけですけれども、うつ病はストレスによって気分が落ち込んだり、憂うつになったり、眠れない、体が重く感じる、人生がつまらなく感じるなど、そのような状態が長く続くことで精神的にも肉体的にも大きな影響が出るものです。
私の友人の中にも、うつ病で苦しんでいた人がいるので他人事という感じがしません。
うつ病の根本的な原因とは何なのでしょうか。
そして、それを治す方法について考えてみたいと思います。
心が壊れてしまうほどの過度なストレス
日々生きている中で、特に現代はストレス社会とも言われますけれども、私たちは様々なストレスを抱えて生きているのは間違いありません。
そして、そのストレスによって心がやられてしまう。
それによりうつ病になっているということがあるわけです。
それは心が壊れてしまうほど過度なストレスがかかり続けている状態というものが良くないわけですよね。
「ガス抜き」ではないですけれども、ストレスを適度に発散することができれば、メンタル的にも良い状態を保つことは可能だと思うのです。
それがうまくできない、または、その発散を上回るほどのストレスが押しかかってくる。
それによりメンタル面からやられてしまうのです。
大自然の調和のエネルギーを取り入れる
うつ病というのはメンタルの問題、心の問題ですから、その解決のためには心をいかに整え、愛と調和で満たせるかということに尽きています。
一つには心を整えるために大自然の中に入るようにするといいと思うのです。
木々や緑が発している調和のエネルギーを体内に取り入れるということです。
そして崩れている心のバランスを取り戻していく。
大自然というのは神のお心を表しているものであり、非常に調和したエネルギーがそこには流れています。
自然の中に入っていると、落ち込んでいた気持ちやイライラなども流れ去っていき、リラックスして自然に包み込まれているような感じになってきます。
都会の中ではなかなか難しいこともあるかもしれませんが、うつ気味の人は定期的に自然の中に入って自然のエネルギーを取り入れることをまずはオススメします。
うつ病の原因は心が暗い思いに取りつかれていること
うつ病の原因というのは、一言で言えば心の思いです。
心が「暗い思い」に取りつかれているという、そのような状態が長く続くことでうつ病になっていくのです。
暗い思いというのはどのような思いでしょうか。
端的に言えば、それは愛に反する思いです。
例えば、特に新型コロナウイルスによる影響の中においては不安や恐れなどの恐怖ですよね。
「かかってしまったらどうしよう」
「死にたくない」
そのような不安や恐怖の思いが心の中から離れない。
そして、周りの人々や社会に対する疑心暗鬼、自分だけは助かりたいという自己保存の思いなど、それらも暗い思いと言えます。
一日のうちにそのようなネガティブな思い、否定的な考えなどがいつも心の中を占めていて、明るい思い、希望や安らぎなどの思いが心の中から失われた状態が長く続くとき、うつ病や不安障害になっていくわけです。
マイナスの想念が引き寄せるもの
そのようなマイナスの想念を持ち続けているとどういうことが起きてくると思いますか。
そのようなネガティブな思いに引き寄せられてくる目に見えない存在がいます。
それが地獄霊と言われる存在です。
それはおとぎ話でも空想でもなくて、実際にあの世には地獄という世界が存在しており、そこにいる地獄霊たちが地上で暗い思いを持っている人のところに忍び寄ってくるのです。
よく「類は友を呼ぶ」と言われますれけれども、それはエネルギーの法則であり、心にマイナスの想念を持っていると、似た思いを持っている地獄霊たちが引き寄せられてくるということが現実にあります。
そして地獄霊たちはその人が発している暗い思いをエネルギーとして吸い取り、その人がどんどんマイナスの想念を持つように働きかけてきます。
不安や自己否定の思いを煽り、心を悪いほうへ悪いほうへと持っていこうとしてくるわけです。
そして、そのような心に暗い思いを持った状態が続くと、地獄霊はその人にくっついて離れなくなります。
いわゆる「憑依」と言われる現象です。
憑依された状態になると、頭が重い、体が重いなどの感覚を覚えることが多いです。
心に暗い思いを持ち続けている限り、なかなかそのような状態から抜け出すのは簡単なことではありません。
しかし、原因は自分が持っている暗い思いですから、その思いを変えていけば必ず良くなっていくのです。
心の思いを変えれば、地獄霊の影響も受けず、結果的にうつ病も必ず治っていきます。
「感謝ノート」を書く
では、そのために具体的にどうすれば良いのか。
先ほど自然の中に入って調和のエネルギーを取り入れると申し上げました。
それに加えて二つ目は「感謝ノート」を書くということです。
感謝ノートというのは日々の生活の中で「ありがたいな」とか「◯◯のおかげだな」とか「幸せだな、嬉しいな」と思ったことをノートに書くということです。
それは毎日の出来事でも構いませんし、これまでの人生を振り返ってみてのことでも構いませんし、親への感謝でも、あのときにあの人がいてくれたおかげで今の自分があるということに対する感謝でも構いません。
内容はどのようなことでもオッケーですし、書き方も特に決まった形式があるものでもないので、箇条書きでも一行でも、短くても構いません。
たくさん書けるようであればたくさん書いて、一つしか書けなければ一つでもいいです。
一番大切なことはそれを継続するということです。
できれば毎日続けることをオススメしますが、難しければ数日おきでもいいです。
いずれにしても継続することが重要です。
状態が良くなってきたからと言ってすぐにやめないことです。
そのようにして心に感謝の思いを持つことで、うつ病は治っていきます。
薬を飲むことも場合によっては併用しながらでも構いませんが、感謝ノートを書き続けることが心にとっては一番の薬になります。
愛と感謝の思いで心を満たせばうつ病は必ず治る
自分の心を「ありがとう」という感謝の念で満たしていくことでうつ病は治っていきます。
そのような感謝の思いを持っている人とは波長が合わないので地獄霊も近寄りたくても近寄れません。
私の知り合いで、どんなことに対しても感謝の思いを持つようにして、日頃から「ありがとう」という言葉を何度も使うことを習慣化したら、うつ病が治ったという人がいますが、まさにその通りなのです。
うつ病は心の暗い思いが原因ですから、そのような思いがなくなり、愛と感謝の思いで心が満たされていれば自然と治っていくものなのです。
つまり、うつ病は自分の心の思いを自ら変えていくことによって治していけるものであるということです。
神理を知り、それに則って生きる
そして、うつ病の苦しみ、心の苦しみから脱していくために最も揺るぎない土台となるのは何よりも神理を知るということです。
神理というのはこの大宇宙の普遍的な法則であり、神のお心そのものです。
私たちが何者であり、この宇宙の中でどのような愛の法則の中で生かされているのか。
それらの真実を知ることにより、自分の心が変わり、生き方が変わっていきます。
「死にたくない」という恐れや不安も神理を知らないことから生まれてくるものなのです。
根源的に私たちが永遠の命を与えられている存在であり、死というものはあの世に帰っていくための一つの通過点に過ぎず、死ぬことですべてが無になって存在が消えるなどということはあり得ないということを知り、それを信じることができれば、不安や恐れなどは解消していくものなのです。
そのような認識があまりにも地上の私たちに根づいていないために、不要な恐怖感にかられて苦しんでいる人が多いのです。
しかし、そのような恐怖感を持つ必要は全くありませんし、人は死んでも死なないし、肉体から離れて本来の魂の姿となってあの世に帰っていくだけであります。
そのような神理を知ることで、死の恐怖や不安に心が振り回されるようなこともなくなります。
神理を知り、それを腑に落として生きれば、うつ病で苦しむようなことは決してありません。
うつ病の原因を理解し、自らの心の状態を見つめ、愛と感謝で満たすこと
今回はうつ病の原因とその治し方について書かせていただきました。
うつ病の原因は自分の心の暗い思いです。
そのような思いを手放していくために自然の中に入り緑の調和のエネルギーを取り込むこと。
感謝ノートを書いて心の中を感謝の念で満たすということ。
そして何よりも神理を知り、それを踏まえて生きるということです。
これを読んでいるうつ病や不安障害で悩んでいる人にとって一つでも二つでも何かお役に立てることを心から願っています。