「心や精神、意識というものはあると思いますか」と聞かれたとき、おそらく大半の人は「はい。あると思います」と答えますよね。
しかし、「魂というものはあると思いますか」と聞かれたら、おそらく多くの人が否定的な答えをされるかと思います。
言葉に染み付いたイメージの影響もあって、それだけ肯定的か否定的かに別れるわけですが、心や精神、意識、魂というのはすべて同じもののことです。
細かい話をすると、心というのは魂の中心部分のことになりますが、これらはすべて私たちの本質そのものであります。
私たち自身が意識そのものであり、魂そのものです。
中には意識というのは脳が作り出しているものだと思っている人もいるかもしれませんが、実際はそうではありません。
脳というのは、簡単に言えば、様々な知覚情報が集まってくる統制室のようなものであって、そこから肉体の各器官に対して伝達指令を出す役割を果たしているのです。
脳がなくなっても私たちの意識というものはなくなりませんし、脳がなくても考えたり、思ったりすることができるのです。
魂は「思考するエネルギー体」とも言います。
肉体というのは魂や意識の入れ物であり、肉体が死ねば魂はそこから抜け出します。
そして、そのまま消滅することなく存在し続けているものであり、魂のほうが私たちの本来の姿なのです。