この宇宙に偶然はない【原因と結果の連鎖】

なぜ人は生きるのか

この宇宙に偶然はない

「どうして自分にこんなことが起きるんだろう」と思うことってありますよね。

それは良い意味でも悪い意味でも、「なぜ?」と思うようなことが降りかかってきたりするわけです。

しかし、この宇宙には、偶然に見えるようなことでも、必ずその原因があります。あらゆる出来事にはそれを引き起こした原因があるのです。

原因と結果がコインの裏表のようになっていて、すべてはその連鎖によってできております。

自分が引き起こした原因による結果は自ら引き受ける

自分の思いや行いが原因でもたらされた結果は、自ら引き受けることになります。それを別の言い方では、「まいた種は刈り取る」とも言われます。

たとえば、人の悪口を言って、その人との関係が悪化すれば、それは悪口を言った自分の責任であります。こういうことは分かりやすい例ですよね。

ところが、どうしてこんな結果が表れているのか分からないという場合もあるかもしれません。

たとえば、不運なことが次から次へと重なって起きてくる。どう考えてもその原因が見当たらない。

しかし、原因結果の法則には例外というものはありません。ですから、どんなに不明なことであっても、何かしら自分が起点となった原因があるのです。

原因は今回の人生だけに限られるものではない

その原因は今回の人生だけに限りません。

私たちの魂は生き通しの永遠の存在であり、前回の人生において何らかの原因をつくっていることもあるのです。

過去世において、ある原因が魂の課題になっている場合、それを「カルマ」と言いますけれども、そのカルマを刈り取るために今回生まれてきていることも多いのです。

死ねば、原因がすべてリセットされてなくなるということはなく、これまでの原因と結果の繰り返しにより、今の自分というものがつくられているのです。