
ねえ、最近さ、なんか人を裁いちゃってるなって思うときない?

あー、あるかも。「あいつが悪い」とか、「あの人ってさ、ちょっと……」みたいなやつ?

そうそう。「自分より下だな」とか、「あの人のここがダメ」って思ったり。

あるある。でも、それってやっぱり良くないの?

うん、実はね、そういうのやってると幸せから遠ざかるんだって。

え、なんで?

だってそれって「愛」とは逆方向だから。幸せって、愛の方向に生きることなんだよ。

愛の方向って、なんかふわっとしてるけど……どういうこと?

簡単に言うと、人を大事にするとか、赦すとか、いいところを見つけるとか。そういう感じ。

なるほどね。でもさ、人間だから、つい裁いちゃうときあるじゃん。

あるある。だから大事なのは、まず「あ、今自分、裁いてるな」って気づくこと。

あー、気づくのね。それで?

そしたら、思いをちょっと変えるんだよ。「相手が悪いんじゃなくて、自分にも足りないとこあったな」とか、「あの人、こういういいとこもあるじゃん」って。

なるほど。で、慣れたらもっと前向きになれる感じ?

そうそう。「あの人の良さをどうやって引き出せるかな」とか、「自分にできることないかな」って考えられるようになる。

うんうん。でもさ、そもそもなんで人って裁いちゃうんだろう?

それね、自己保身なんだって。「自分は正しい!間違ってない!」って思いたいから。

あー、あるかも。そういうときって謙虚さなくなるよね。

そう。だから、何歳になっても「まだまだ自分も学ぶことあるな」って思うことが大事なんだよ。

なるほどね。結局、人を裁くより、お互いに生かし合って、赦し合ったほうがハッピーになれるんだ。

そうそう、それが愛の方向。幸せって、そっちにあるんだよね。