その憎しみや恨みはいつかは必ずゆるしと感謝に変わる

人生の悩み

心に深く残っている憎しみや恨みは、たとえ多くの時間がかかったとしても、今はそれがすぐには信じられなくても、最後にはゆるしと感謝に変わっていきます。

普通は、その当時は相手のことを簡単にはゆるせもしないし、ましてや酷いことをされた相手に対して感謝など感じるわけもなく、「どんなことがあっても絶対にゆるさない」という強い恨みや憤りを長い間抱えているものです。

しかしながら、私たちの心というのは元々誰かを憎んだり、恨んだりするようにはつくられておりません。

むしろその反対で、互いに愛しあい、ゆるしあうように心はつくられています。

ですから、憎しみや恨みを抱えている限り、その愛の心の状態との間にギャップが生まれて、そこに苦しみが生まれるのです。

例えば、その当時のことを思い出すだけで大きな苦しみが湧いてきたり、平常心を保てなくなったりすることもありますよね。

それはまだ憎しみや恨みがピンのように心に刺さっていて、抜けていないことによるものです。

私たちは神様ではありません。

完璧な人など一人もおらず、間違うこともよくありますよね。

誰もが未熟な存在ながら、その中で互いに学びあっていることを思えば、相手のことだけを責めることなどできないのではないでしょうか。

もしかしたら、自分が同じことを誰かにしていた可能性だってあるかもしれません。

どんなにゆるせない相手であっても、実は自分の学びのために存在してくれていたこと、そして、お互いに完璧な人間ではないことを思えば、憎しみや恨みはいつかは必ず大きな愛の中で溶けていくのです。

たとえ一時、傷つけあうことがあったとしても、それが互いの魂の学びとなり、ありがたい経験をさせてもらったと感謝できるときが必ず来ます。

なぜなら、私たちの心は愛のかたまりであるからです。

一点や二点、心の中に深い憎しみや恨みが刻まれたとしても、長い時の中で、それは愛の流れの中に流されていき、より大きな愛の肥やしとして昇華されていきます。

今すぐゆるせなくてもいいのです。

今すぐ感謝できなくてもいいのです。

それでもいつかはその苦しみを抜け出し、相手をゆるし、感謝できる自分になれるときが必ずやって来ます。

なぜなら、それが私たちの心というものの本質だからです。

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憎しみから感謝へ - ヒカリのトビラジオ | stand.fm
心に深く残っている憎しみや恨みも、最後には許しと感謝に変わるというお話