死別の悲しみを生きるエネルギーに変えて
大切な人を亡くした悲しみというものは簡単には癒えないかもしれません。
一緒に過ごした日々の思い出が蘇ってきて、涙を流すこともあるかもしれません。
そんなあなたに対して、亡くなったその人は何を願っているでしょうか。
それは、「自分は先に帰るけど、あなたには前を向いて残りの人生を生き抜いてほしい。天国から見守っているよ。そして、あなたが寿命をまっとうしてこちらに帰ってきたら、また会おうね」ということではないでしょうか。
何も恩返しもできないまま逝ってしまったと残された側は思うかもしれませんけれども、その人への恩返しは精一杯これからの人生を生きることだと思います。
悲しいときは泣いたらいいです。
辛いときは弱音を吐いてもいいと思います。
そうやって、少しずつ時間が悲しみを癒してくれるのではないでしょうか。
毎日、精一杯生きて、その人にも恥ずかしくない人生を送ること。
そして、またあの世で再会したときに笑顔で会えるように、一日一日を大切にしながら生きていく。
そのようにして、人はまた立ち上がっていくことができるのではないでしょうか。