海の怪獣リヴァイアサンと陸の怪獣ビヒモス
旧約聖書の中で、「リヴァイアサン」と「ビヒモス」という怪獣についての記述があります。
リヴァイアサンは海の怪獣であり、ビヒモスは陸の怪獣とされています。
どちらも巨大な怪獣であり、リヴァイアサンは巨大な魚や爬虫類のようなイメージで描かれることが多く、ビヒモスはゾウやカバ、サイのような姿で描かれています。
これらの巨大な怪獣の正体は、一体何なのでしょうか。
それらは実際の動物を指しているのではなくて、言ってみれば霊的な怪獣です。
象徴的に動物のような姿で描かれているけれども、地上の人間が悪想念に満ちたときに現れる霊的な怪獣であり、海の怪獣は津波を起こしたり、様々な天変地異を起こします。
そして、陸の怪獣は様々な病気や飢饉のようなものを起こしていきます。
そのような霊的な怪獣という形を取って、災難が人間に降りかかってくるわけですが、その根本的な原因というのは人間の悪想念、つまりエゴや怒り、憎しみや恨み、妬み、嫉みなどの思いです。
そのような悪想念を発している人たちが増えれば増えるほど、それらの怪獣は大きくなっていきます。
つまり、そのようなときに天変地異は激化し、病気が流行り、そのような怪獣が暴れ回ることになるわけです。
その原因は他の誰でもない、今地上で生きている私たち自身です。
それらは私たちの悪想念により生み出してしまっている怪獣であり、私たちが悪想念ではなく愛の思いを発し、調和の思いを持っていれば、リヴァイアサンもビヒモスも現れることはありません。
新型コロナウイルスというのも病気であり、これも誰のせいでもない、自分たち自身の悪想念が原因となってもたらされているものです。
その意味では、まさに今、ビヒモスが現れているときであり、津波においては日本でも東日本大震災で経験しましたし、日本だけではなく世界各地で起きていることを考えれば、まさにリヴァイアサンも現れているときであると言えるのではないでしょうか。
それだけ地上で生きている私たちの思いの中で、悪想念が膨れ上がってしまっているということ。
地上の人々がその心を愛や調和に満ちたものにすれば、リヴァイアサンもビヒモスも現れることはありませんし、その愛の思いを発する人が多くなればなるほど悪想念も減っていき、天変地異や異常気象なども弱まっていくものです。