死んだら何もかも終わりなのだから、一生懸命努力する意味などないんじゃないかと思っている人もいるかもしれませんけれども、全くそんなことはありません。
たとえ今回の人生で努力が実にならなかったとしても、それがムダになるようなことは決してありません。
なぜなら、努力したことというのは、今回の人生を越えて永遠に蓄えられていくものであり、死んだからといって消えてなくなってしまうものではないからです。
その努力が今回実にならなくても、次に生まれ変わった人生において実になります。
来世で実にならなければ、さらに次の人生で実になるかもしれません。
そのように努力した時間は永遠に生きていくのであり、その努力というものをもってまた次の人生が決まってくる。
その意味で不公平なことは何もなく、その人の努力の質と内容によって、それに応じた結果が今の人生を越えて現れてくるものだということです。
すぐに報われる努力もあれば、報われるまでに長い時間がかかることもあるかもしれません。
でも、大切なことは報われるか報われないかの結果は神様にお任せして、どんなことであっても一生懸命にがんばってみることだと思います。
そのがんばりがまた次の人生をつくり、次の新たな一歩につながっていくからです。