過日、東京都練馬区にある江古田の浅間神社で、「光の柱の祈り」と「地球への感謝の祈り」を行いました。
主祭神は木花開耶媛命です。



訪問時には入り口に王陽明の言葉がありました。
「樹を種うる者は必ずその根を培い 徳を種うる者は必ずその心を養う」
「(解説) 樹の成長を望む者は、根がしっかりと張るよう初めは余分な枝を刈り取り、根に栄養が行くように育てる。同じように(学問により)徳を養いたいと望む者は、初めにしっかりと志を立て余計な事に気が取られないようにしなければならない」
ここで言われているのは、まず一つは、大きな事を成すために最も大切なのは「根」の部分であるということです。
根という土台、支えがなければ、どんな大木であっても倒れてしまいます。
大きな木を支えることを見越して、地面にしっかりと根を張るために、小さな枝は刈ってでもまずは根の成長を優先するということです。
そしてもう一つは、徳というのは「人徳」ともいいますけれども、優れた人格や人間性、人間として道徳的にあるべき行いのことです。
その徳を身につけるためには、まずは心が大切であるということです。
心が土台であり、原点であります。
ここでは心が養われなければ、その結果として現れてくる行いも優れたものにはならないということを言っているわけです。
神社やお寺などに行くと、このように時宜にかなったメッセージをいただくことも多く、本当に有難いことです。