この宇宙はなぜつくられたのでしょうか。
元々、宇宙は偶然の産物でできたのではなく、神の明確なご意志によってつくられました。
神とは、この宇宙に満ちている愛のエネルギーそのものです。
「この宇宙をつくりたい」という神の思いが最初のきっかけとなり、生まれてきたのがこの宇宙です。
では、なぜ神は宇宙をつくりたいと思われたのでしょうか。
それは、一言で言うなら、自らの愛を表現する場が必要だと思われたからです。
そうして神はビックバンを起こし、この宇宙をつくられました。
この宇宙というのは、神の子どもである私たちが、それぞれの創造力を使い、生命の源である神に対する感謝を、愛として表現していく場所でもあります。
命を与えられたことに対する感謝を表現する場です。
神は、それぞれの神の子たちの自由な愛の表現をとても喜ばれます。
たとえば、宇宙に浮かんでいる星々は、それぞれが独自の歌を歌い、ダンスをしているようだとも言われますが、それも神に対する大きな感謝の表れです。
惑星という自分の肉体を使い、様々な命に愛を吹き込み、生み出しています。
私たち人間も同じであり、神の子としてつくられた感謝を、報恩という形で表していくために存在しています。
ただ、神は一言も「感謝をしてほしい」などとは言われません。
強制的に感謝をさせようなどともされません。
感謝とは命を与えられたことに気づいた自分自身が、誰に言われずとも何らかの形でお返しをしていきたいと思わず心から湧き上がってくる思いです。
その感謝の思いを、具体的な愛の行い、形として神のために表現していくこと。
そのためにこの宇宙という場所がつくられているのです。