親子の約束
親子の縁というものに偶然はありません。
親からすれば、なんでこの子がうちに生まれてきたのだろうと思うこともあるかもしれません。
また、子どもからすれば、違う家に生まれていたら、もっと別の良い人生を送れていたのかもしれないのにと思うこともあるかもしれません。
ところが実際には、親子というのは生まれてくる前にお互いに約束をして生まれてきます。
「今回地上に生まれるので、あなたの子どもとして生まれさせてほしい」
「前回の人生では、あなたにとても面倒を見てもらったので、今回は私が親として恩返しをさせてほしい」
そんなふうに、生まれてくる前にお互いに約束をして親子の縁はつくられています。
地上に生まれてくると、そんなことはすべて忘れてしまうのですが、そのような約束のもとに親子として生まれて、互いに魂の学びを深めているのです。
互いに傷つけ合ったり、苦しめ合ったりするために親子になって生まれてくるようなことは決してありません。
どんな親子であっても、お互いを必要とし、一つの家族として愛し合って生きるために存在しているのです。