どんな不幸や困難を嘆くときにも「これは自分に何を教えてくれているんだろう? 何を学ばせてくれているんだろう?」という見方にマインドを変えれば、それが幸せへの第一歩になるものです。
人生の中では、やはり我慢のときというものが確かにあります。何をやっても上手くいかず、好転する気配も感じられないような、暗く停滞している時期というのが人それぞれあるのです。
そのときにそれにどう向き合い、どう過ごすか。それがその後の人生を決定づける大きな要因にもなり得ると思うんですね。
そのようなときに大切なのは、投げやりにならないということです。
無理矢理に何かを解決しようと右往左往するのではなくて、ある意味で淡々と努力は続けながら、しかし成果を求めることなく一日一日を確実に過ごしていく。
そして、小さく見える当たり前の幸せのありがたさに感謝する。たとえば、自分の好物が食べられること、美味しいお酒が飲めることなどなんでもいいです。
そのようにして一日一日を地に足をつけて過ごしていれば、半年もすればだいぶ状況は変わってきます。
もし半年、一年経って状況に変化がなかったとしても、三年経ったらほとんどの我慢の時期、停滞期は抜けているはずです。
三年は長いと言う人もいるかもしれませんけれども、三年なんてあっという間に過ぎてしまいます。
それでも、三年経っても我慢の時期から抜けていないのであれば、五年、十年を視野に入れて生きていけばいいのです。
いずれにしても、いつかのタイミングで必ず人生における我慢の時期は抜け出します。そして、どのような形であれ道は必ず開けていきます。
それを信じて、投げやりにならずに我慢の時期と向き合うこと。
我慢の時期がやってきたときには、私はそんなふうにして向き合っています。